読む前に。 この記事は公開されている薬価情報と、日本で承認された添付文書(電子添文)にもとづく情報提供です。特定の医療機関や購入経路をすすめるものではなく、処方の可否を判断するものでもありません。リベルサス®は劇薬・処方箋医薬品で、日本での効能又は効果は「2型糖尿病」です。薬価は改定されます。金額はかならず最新の情報でご確認ください。

最初に結論

2026年8月11日時点の薬価は、1錠あたり3mgが143.1円、7mgが333.8円、14mgが500.7円。1日1錠なので、30日分の薬剤料は7mgで約10,014円、3割負担なら約3,004円です。ただし保険が使えるのは、効能又は効果である2型糖尿病の治療として処方された場合に限られます。

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リベルサスの薬価——1錠あたりいくらか

薬価は公定価格です。国が決め、厚生労働省の薬価基準収載品目リストで公開されており、どの薬局で受け取っても薬剤そのものの価格は同じになります。

販売名 薬価(1錠) 30日分の薬剤料 3割負担の目安
リベルサス錠 3mg143.1円4,293円約 1,288円
リベルサス錠 7mg333.8円10,014円約 3,004円
リベルサス錠 14mg500.7円15,021円約 4,506円

この表が示しているのは薬剤料だけです。 実際に窓口で支払う額には、診察料や調剤に関わる技術料・管理料などが加わります。負担割合も年齢や所得によって変わります。だから「3割負担で約3,004円」は下限に近い目安であって、請求書の金額ではありません。

もうひとつ、表からすぐには読めない事実があります。3mgの3倍量は9mgではなく、7mgの薬価は3mgの約2.3倍。用量と価格は比例していません。これは薬価が「有効成分のグラム数×単価」で決まる仕組みではないからで、増量したときの負担増を頭の中で3倍・5倍と見積もると外れます。

用量が変われば、金額も変わる

リベルサスは3mgから始めて7mgを維持用量とし、効果不十分な場合に14mgまで増量できる薬です。つまり費用は治療の途中で最低1回は上がります。開始時の金額を「この薬の値段」として記憶していると、増量後の会計で驚くことになります。

ここでひとつ、費用と添付文書の記載が同じ方向を向いている例があります。添付文書は、14mgを投与する際に7mg錠を2錠投与することは避けるよう明記しています。そして薬価で計算すると、7mg錠2錠は1日667.6円、30日で20,028円。14mg錠1錠なら15,021円です。医学的に避けるべき投与が、同時に月5,007円ほど高くつくという構図になっています。用量の設計そのものはリベルサスの用量——3mg・7mg・14mgの違いに整理しました。

保険が効くのは、どんなときか

「リベルサス 処方してもらうには」という検索が多い言葉です。金額の話としては、答えは価格表ではなく添付文書の1行にあります。

電子添文の「効能又は効果」の欄に書かれているのは、2型糖尿病、それだけです。さらに次の項が条件を足しています。

本剤の適用は、あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。

公的医療保険は、承認された効能・効果の範囲での使用を前提としています。したがって、

  • 2型糖尿病の治療として処方された場合 — 保険診療の対象になり、支払うのは薬価に対する自己負担分です。
  • 体重を減らす目的や美容目的での処方 — 日本での効能・効果に含まれません。この場合は自由診療となり、診察料も薬剤費も全額自費です。

そして、処方するかどうかを決めるのは医師です。リベルサスは処方箋医薬品であり、電子添文には「注意——医師等の処方箋により使用すること」と明記されています。劇薬にも指定されています。このページを含め、どんな記事も「処方してもらう方法」を示すことはできません。 できるのは、判断の前提になっている条文を正確に示すことだけです。

自由診療だと、何が変わるか

金額以外にも変わるものがあります。

価格が公定でなくなります。 保険診療では薬価が全国一律ですが、自由診療の価格は各医療機関が決めます。したがって「リベルサスの値段」を検索して出てくる金額の多くは、薬価ではなく自費診療のメニュー価格です。両者を並べて比べても意味がありません。

制度上の位置づけも変わります。 医薬品副作用被害救済制度は、PMDAの説明によれば「医薬品等を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による健康被害を受けた方」を対象とする制度です。同じ案内には、美容医療に使用される医薬品の中には救済制度の対象にならないものがある、とも明記されています。制度の適用可否は個別の判断になりますが、「適正な使用」が前提条件として置かれていること自体は、購入経路を考えるときに知っておくべき事実です。

個人輸入や海外通販は、この枠組みの外にあります。 処方箋医薬品を医師の管理外で使うということは、用量調整も副作用への対応も、記録も、すべて自分で背負うということです。この記事は購入手段を案内しません。

薬価は変わる——最新はどこで見るか

薬価は定期的に改定されます。この記事の金額は2026年8月11日に確認した時点のもので、次の改定で変わります。確認先は次のとおりです。

  • 厚生労働省「薬価基準収載品目リスト」 — 内用薬・注射薬・外用薬の一覧が、適用日つきでExcelとPDFで公開されています。これが一次資料です。
  • KEGG MEDICUS の医療用医薬品情報 — 販売名ごとに薬価が表示され、電子添文の版も併記されます。
  • 調剤を受ける薬局 — 実際の請求額を出せるのは薬局だけです。加算や負担割合まで含めた金額を知りたいなら、ここが最短です。

供給状況(限定出荷や出荷調整)についても同じで、状況は変動します。処方や調剤の時点での最新の状況は、薬局と処方元に確認するのが確実です。

費用が気になるということは、続ける前提で考えているということです。 続けられているかどうかは、記憶ではなく記録でしか分かりません。Takelyは飲んだ日と用量を10秒で残せます。ブラウザでTakelyを開く →

いちばん高くつく飲み方

金額の話としてあまり語られない事実があります。飲み方を外した日は、薬価をそのまま捨てているのと変わりません。

添付文書の薬物動態の項に、食事の影響を調べた試験の結果が載っています。食後に投与した26例中14例で、いずれの測定時点でも定量下限を超える血中濃度が認められませんでした。半数以上で、測れるほどの薬が体に入っていなかったということです。

7mgなら1錠333.8円。空腹の状態でコップ約半分の水(約120mL以下)とともに飲み、服用後少なくとも30分は飲食と他の薬を避ける——この条件を外した朝は、333.8円が薬価表どおりに請求され、効果だけが抜け落ちます。飲み方の詳細はリベルサスの飲み方——30分ルールにまとめました。

費用の話は、続けられるかの話

添付文書は、効果が認められない場合には3〜4ヵ月で治療の変更を考慮するよう求めています。つまりこの薬は、3〜4ヵ月ぶんの費用をかけて判定する設計になっています。

その判定に耐えるには、その期間に何が起きたかが残っている必要があります。何日飲んで、何日飛ばして、いつ増量して、どのあたりから体調がどう変わったか。診察室で「だいたい飲めています」としか言えないと、費用をかけた3〜4ヵ月の情報量が、その一言まで圧縮されてしまいます。

Takelyの服用記録は、そこを埋めるためのものです。飲んだ日と用量、その日の体調のひとことが同じタイムラインに並ぶので、増量の時期と症状の関係も、飛ばした日の頻度も、あとから探さずに見えます。

よくある質問(FAQ)

リベルサスの薬価はいくらですか。

2026年8月11日時点で、1錠あたり3mgが143.1円、7mgが333.8円、14mgが500.7円です。薬価は改定されるため、最新は厚生労働省の薬価基準収載品目リストでご確認ください。

1ヵ月あたりいくらかかりますか。

1日1錠なので、30日分の薬剤料は3mgで4,293円、7mgで10,014円、14mgで15,021円です。3割負担ならそれぞれ約1,288円・約3,004円・約4,506円が目安ですが、実際の窓口負担にはこのほか診察料や調剤に関わる技術料・管理料が加わり、負担割合も年齢や所得で変わります。

リベルサスは保険が効きますか。

日本での効能又は効果は2型糖尿病です。その治療として処方された場合は保険診療の対象になります。体重を減らす目的や美容目的での処方は効能・効果に含まれず、自由診療(全額自費)となります。

処方してもらうにはどうすればいいですか。

リベルサスは処方箋医薬品で、電子添文には「医師等の処方箋により使用すること」と明記されています。処方の可否は、診断と全身の状態を踏まえた医師の判断です。この記事を含め、どんなページも処方の可否を代わりに決めることはできません。

自由診療の価格が医療機関ごとに違うのはなぜですか。

薬価は保険診療での公定価格です。自由診療の価格は各医療機関が自由に設定するため、薬価とは別の金額になります。検索で出てくる「リベルサスの値段」の多くは、薬価ではなく自費診療のメニュー価格です。

14mgの代わりに7mgを2錠飲めば安くなりますか。

逆です。7mg錠2錠は1日667.6円、30日で20,028円となり、14mg錠1錠の15,021円より高くつきます。そもそも添付文書が、14mgを投与する際に7mg錠を2錠投与することは避けるよう明記しています。

薬価が下がると窓口の支払いも下がりますか。

薬剤料の部分は下がります。ただし窓口負担は薬剤料だけで決まるものではなく、診察料や調剤に関わる点数も含まれます。実際の金額は薬局に確認するのが確実です。

出典

  1. PMDA 電子添文 — リベルサス錠3mg/7mg/14mg(2026年5月改訂・第6版):効能又は効果、用法及び用量、薬物動態 ↗
  2. 厚生労働省 — 医療用医薬品の薬価基準収載品目リスト等について ↗
  3. KEGG MEDICUS 医療用医薬品情報 — リベルサス(リベルサス錠3mg 他):薬価143.1円/333.8円/500.7円 ↗
  4. PMDA — 医薬品副作用被害救済制度 ↗

薬価は改定され、添付文書は改訂されます。このページの金額と記載は2026年8月11日時点で確認したものです。ご自身の負担額は、調剤を受ける薬局にご確認ください。

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